3.大洗事故──1990年代からのずさんな管理、冷戦後の米国の議論も無視(08/01 19:54)


7月21日、日本原子力研究開発機構は6月6日大洗研究開発センターで発生した被曝事故について第2報を発表し、樹脂製バッグの破裂の原因について、「容器内のプルトニウムのアルファ線と「混入有機物(エポキシ樹脂)」、「ポリ[エチレン製]容器」及び「混入水分」との相互作用によって生じたガスの発生による」ものとの見解を示しました。問題のポリ容器は、「紙等の可燃性廃棄物や、金属・ガラス等の不燃性廃棄物を一時的に収納する」ためのものだったとのことです。有機物の混じったウランやプルトニウムを入れたポリ容器を樹脂製(ポリ塩化ビニール製)のバッグで2重に包んで金属容器(No.1010)に入れたのが1991年。その後1996年7月に同容器を点検して異常を確認していたことが7月14日に判明したといいます。当時の点検記録(1996年7月19日付)に「ポリエチレン容器底部が変色、破損」、「内容器ビニルバッグが膨張」、更新後「異常なし」との記載がありました。米国エネルギー省は1994年に、プルトニウムを入れる「容器にはプラスチックや弾性ガスケット、有機被覆材などの有機物を入れてはならない」との規則を定めていました。

詳しくは…

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