核情報

( 1991.12.31 )

朝鮮半島の非核化に関する共同宣言

 南と北は朝鮮半島を非核化することで核戦争の危機を除去し、わが国の平和と平和統一に有利な条件と環境をつくり、アジアと世界の平和と安定に貢献するために、次のように宣言する。

  1. 南と北は核兵器の実験・製造・生産・搬入・保有・貯蔵・配備・使用をしない。
  2. 南と北は核エネルギーを平和的目的にだけ使用する。
  3. 南と北は核再処理施設とウラン濃縮施設を保有しない。
  4. 南と北は朝鮮半島の非核化を検証するために、相手方が選定し双方が合意する対象に対して、南北核統制共同委員会が規定する手続きと方法で査察を実施する。
  5. 南と北はこの共同宣言の履行のために、共同宣言が発効された後、1か月以内に南北核統制共同委員会を構成・運営する。
  6. この共同宣言は南と北がそれぞれ発効に必要な手続きをへて、その文書を交換した日から効力を発生する。

 1991年12月31日  

南北高位級会談南側代表団首席代表
大韓民国国務総理 
鄭元植
北南高位級会談北側代表団団長 
朝鮮民主主義人民共和国政務院総理
延亨黙


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