2013年08月29日

共同提言『プルトニウムの分離を終わらせる』

朝日新聞が8月27日の記事「核燃再処理撤退を提言──日米研究者6項目の改革促す」で「核分裂性物質に関する国際パネル(IPFM)」の共同議長を務めるフランク・フォンヒッペル教授(米国プリンストン大学)と核情報主宰による共同提言『プルトニウムの分離を終わらせる──日本の使用済み燃料管理のもう一つのアプローチ』について報じました。

また、朝日新聞デジタルの「核といのちを考える」というシリーズでは、同記事を❝「テロの標的に」 日米研究者が「脱再処理」で改革提言❞というタイトルにして載せるとともに共同提言の日本語版と英語版の両方を全文掲載しています。会員登録をしないと記事の全文は読めませんが(無料会員登録もある)、会員でなくても読める部分にある「脱再処理」6項目の提言論文(pdf)へのリンクは、有効です。

なお、英文ページに掲載された上記記事の英語版 Experts urge Japan to break away from 'failed' nuclear reprocessing program(August 28, 2013)は、登録に関係なく全文読むことができます。

投稿者 kano : 16:33

2013年08月18日

六ヶ所再処理工場で年間1000発分を追加─長崎被爆68周年

日本原燃は、5月27日、六ヶ所再処理工場のガラス固化試験が前日深夜終了したと発表しました。2006年3月末に使用済み燃料を使った試験を始めたものの、2007年11月からの高レベル廃液ガラス固化試験で様々な技術的問題に直面し、本格運転に入れないでいましたが、これでいよいよ来年に運転開始となる可能性が出てきました。そうすると、現在約44トンという日本のプルトニウムを保有量は、数年で米国が冷戦時代に製造した核兵器用プルトニウムの量を超えてしまうかもしれません。

詳しくは…

投稿者 kano : 18:23

2013年08月13日

プルトニウム生産中止要請、海外から日本大使館へ─原水禁も長崎から8月9日政府宛に

世界各地の平和・反核兵器団体が広島・長崎被爆68周年行動の一環として、六ヶ所再処理工場を運転しないようにと要請文を日本大使館に送りました。長崎原爆の材料プルトニウムを使用済み燃料から取り出す六ヶ所再処理工場は核兵器問題だとの認識を示すものです。メッセージは、ノーモア-・ヒロシマ!ノーモア-・ナガサキ!ノーモア-・プルトニウム!です。

詳しくは…

投稿者 kano : 18:28