長崎のパグウォッシュ会議や米国の専門家らを招いた東京のシンポジウムで日本のプルトニウム政策が注目されていますが、日本はそのプルトニウム保有量について明確に説明することもできないでいます。2014年から15年にかけての同委員会事務局の説明の矛盾についてまとめた文章「日本の分離済みプルトニウム増加の謎」を「2014年末の日本のプルトニウム0.7トン増え、47.8トンに」の参考の項に追加しました。
長崎市で11月1-5日に開かれたノーベル平和賞受賞団体「科学と国際問題に関するパグウォッシュ会議」に参加した科学者ら31人が6日、安倍晋三首相に日本におけるプルトニウムの分離を無期限に停止するよう要請する書簡を送りました。日本は核兵器6000発分に相当する約48トンものプルトニウムを保有しながら、青森県の六ヶ所再処理工場でさらに使用済み燃料からプルトニウムを取り出そうとしています。