核情報

2008.2.13

六ヶ所再処理工場の運転計画──2007年発表まとめ

2008年1月29日付けの東奥日報記事「再処理工場 2月本格操業は厳しく」は、日本原燃の兒島伊佐美社長が28日、2月中を予定している六ヶ所再処理工場の本格操業開始(竣工)が3月以降にずれ込む可能性が高いことを示唆したと報じました。近く計画変更が発表されるようですが、昨年日本原燃が発表した計画は、次の通りです。

竣工 2008年2月

2007年9月17日のプレスリリースで「平成19年[2007年]11月」から「平成20年[2008年]2月」に変更と発表。

*「しゅん工とは、再処理設備本体等に係る使用前検査の合格をいう。」

2006−2011年度の再処理計画

2007年1月31日に発表された計画 (pdf) (「再処理施設の工事計画に係わる変更の届出について」より)は次の通り。

使用済燃料の取得計画及び予定再処理数量
(単位: t・Upr)
年度19981999200020012002200320042005200620072008200920102011
H10H11H12H13H14H15H16H17H18H19H20H21H22H23
取得計画824963403120524425557523551711702800
予定再処理数量        140392373533694800
貯蔵量83212846878078013041729214622772456263326412641
    注:
  • t・Uprは照射前金属ウラン質量換算。
  • 数値は端数処理しており、一致しない場合がある。
  • 貯蔵量は輸送容器(キャスク)に収納されている使用済燃料も含む。
  • アクティブ試験(H18.3~H19.11)に用いる使用済燃料は、約430t・Uprである。

使用済燃料の重量の約1%がプルトニウム。

参考:

  • 以前の発表 (NPT・六ヶ所問題の基礎知識:アクティブ試験)

核情報ホーム | 連絡先 | ©2008 Kakujoho