2008年1月29日付けの東奥日報記事「再処理工場 2月本格操業は厳しく」は、日本原燃の兒島伊佐美社長が28日、2月中を予定している六ヶ所再処理工場の本格操業開始(竣工)が3月以降にずれ込む可能性が高いことを示唆したと報じました。近く計画変更が発表されるようですが、昨年日本原燃が発表した計画は、次の通りです。
竣工 2008年2月
2007年9月17日のプレスリリースで「平成19年[2007年]11月」から「平成20年[2008年]2月」に変更と発表。
*「しゅん工とは、再処理設備本体等に係る使用前検査の合格をいう。」
2006−2011年度の再処理計画
2007年1月31日に発表された計画 (pdf) (「再処理施設の工事計画に係わる変更の届出について」より)は次の通り。
年度 | 1998 | 1999 | 2000 | 2001 | 2002 | 2003 | 2004 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 |
H10 | H11 | H12 | H13 | H14 | H15 | H16 | H17 | H18 | H19 | H20 | H21 | H22 | H23 | |
取得計画 | 8 | 24 | 96 | 340 | 312 | 0 | 524 | 425 | 557 | 523 | 551 | 711 | 702 | 800 |
予定再処理数量 | 140 | 392 | 373 | 533 | 694 | 800 | ||||||||
貯蔵量 | 8 | 32 | 128 | 468 | 780 | 780 | 1304 | 1729 | 2146 | 2277 | 2456 | 2633 | 2641 | 2641 |
- 注:
- t・Uprは照射前金属ウラン質量換算。
- 数値は端数処理しており、一致しない場合がある。
- 貯蔵量は輸送容器(キャスク)に収納されている使用済燃料も含む。
- アクティブ試験(H18.3~H19.11)に用いる使用済燃料は、約430t・Uprである。
使用済燃料の重量の約1%がプルトニウム。
参考:
- 以前の発表 (NPT・六ヶ所問題の基礎知識:アクティブ試験)