2012年09月28日

核セキュリティーのために再処理中止を!「安全保障に資する」の元は?

6月20日に成立した原子力規制委員会設置法の附則で原子力基本法第2条に「我が国の安全保障に資する」との文言が加えられました。国会での十分な議論を経ずにこの決定がなされたこともあり、「密かに」行われたとされたこの変更が日本の核武装への道を開くものではないかとの疑念が日本内外で表明されています。法案の経緯や各党の説明を見ると、実際は、米国原子力規制委員会(NRC)の役割の一つである「核セキュリティー(保安・核物質防護・警備)」の訳語が「安全保障」になってしまったということのようです。法案提案者の本来の趣旨に従えば、原子力規制委員会は、核セキュリティーのために、これ以上のプルトニウムの抽出を許さない方針を確立せよということになります。

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投稿者 kano : 10:06

2012年09月24日

用途のないプルトニウム製造を続ける「エネルギー戦略」─日本の反核運動の役割は?

政府は、9月14日、「2030年代に原発稼働ゼロ」を目指すと同時に、再処理政策を継続するという「革新的エネルギー・環境戦略」を決定しました。日本はすでに、長崎型原爆5000発分以上のプルトニウムを持っています。原発をゼロにするとしながら、さらにプルトニウムを増やす政策は、世界の懸念と疑惑を呼びます。鍵を握る乾式貯蔵とは?

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投稿者 kano : 18:05