2012年05月21日

計算操作をしてもなお安い直接処分

核燃料サイクルコスト計算をしている原子力委小委で原子力委事務局が4月19日に示した計算が、再処理を安く見せる詐欺的なものであるのはこれまでの記事で示してきた通りです。この計算が「経済性(2)」として小委の報告に載せられようとしています。せっかくした計算を活かすべきとの主張がされているので、この計算を27日の再計算結果「経済性(1)」の資料として活用する方法を示してみました。六ヶ所再処理工場の建設費を再処理から除き、同廃止費用を直接処分に足しても、後者が安いことを明示するものです。

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投稿者 kano : 19:08

2012年05月17日

政府委員会の珍事──事業者に乗っ取られた原子力委小委?

 制度問題と新たな支出を混同した4月19日の計算がそのまま残る

5月16日、核燃料サイクルについて検討している原子力小委で、委員でもない電気事業連合会(電事連)と日本原燃の代表が何度も手を挙げて発言を認められ、延々としゃべり続けるという珍事態が発生しました。

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投稿者 kano : 19:21

2012年05月06日

再処理割高の再計算結果─それでもごまかす原子力委事務局

4月27日、原子力委員会事務局が、再処理の方が割高になるとの再計算結果を発表しました。2011年11月に原子力委員会が発表した再処理が割高との報告からすれば当然です。事務局は、再処理の方が安いとの19日の計算結果との違いは、今回は「2010年から2030年までだけを見るのではなく」「将来を見通して発生する」総費用を見たからだとの説明をしていますが、これは明らかなごまかしです。実際は、前回の計算も将来まで見たものでした。

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投稿者 kano : 18:58