核情報

2008.3.12

六ヶ所再処理工場試運転終了5月に──1月末までのプルトニウム製品内のプルトニウム量約2.1トンに

 

日本原燃は、2月25日付けのプレスリリースで、六ヶ所村の再処理工場の試運転終了(竣工=使用前検査の合格)予定時期を、2008年2月から2008年5月に変更したと発表しました。『デーリー東北』紙(2月26日付け)は、「工場が本格稼働するには、完成後に県や同村などと安全協定を結ぶ必要があるため、さらにずれ込み、六月以降になる可能性がある」と報じています。

同時に発表された「使用済燃料の取得計画及び予定再処理数量」 (pdf)は、次の通り。

使用済燃料の取得計画及び予定再処理数量
(単位: t・Upr)
年度19981999200020012002200320042005200620072008200920102011
H10H11H12H13H14H15H16H17H18H19H20H21H22H23
取得計画824963403120524425540269444711702800
予定再処理数量        140210395480640800
貯蔵量83212846878078013041729212921872236246725292529
    注:
  • t・Uprは照射前金属ウラン質量換算。
  • 数値は端数処理しており、一致しない場合がある。
  • 貯蔵量は輸送容器(キャスク)に収納されている使用済燃料も含む。
  • アクティブ試験(H18.3~H20.5)に用いる使用済燃料は、約430t・Uprである。

(参考)2007年9月発表のもの

使用済燃料の取得計画及び予定再処理数量
(単位: t・Upr)
年度19981999200020012002200320042005200620072008200920102011
H10H11H12H13H14H15H16H17H18H19H20H21H22H23
取得計画824963403120524425540269551711702800
予定再処理数量        140315330493653800
貯蔵量83212846878078013041729212920832304252125702570
    注:
  • t・Uprは照射前金属ウラン質量換算。
  • 数値は端数処理しており、一致しない場合がある。
  • 貯蔵量は輸送容器(キャスク)に収納されている使用済燃料も含む。
  • アクティブ試験(H18.3~H20.2)に用いる使用済燃料は、約430t・Uprである。

なお、『デーリー東北』紙によると、日本原燃は、315トンから210トンに修正した2007年度の再処理量から取り出すプルトニウム製品の量を「7.1トンから5.5トン」(この約半分が金属プルトニウム)に修正し青森県に報告したという。

2008年1月末までのプルトニウム製品累計生産量は、2月28日に日本原燃のサイトに掲載された「六ケ所再処理工場に係る定期報告書(平成20年1月報告)」 (pdf)によると、

約4,212kg (この約半分が金属プルトニウム)

参考 


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