核情報

2006.12.3

六ヶ所再処理工場の製品から核兵器の材料は分離できない?──兒島日本原燃社長、IAEAに挑戦?

六ヶ所村再処理工場の製品(ウラン・プルトニウム混合酸化物=MOX)からプルトニウムを分離することは「現実としては不可能だ」と日本原燃の兒島伊佐美社長が述べたことに関して、11月30日、反核・平和関連6団体の代表が国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長に公開書簡を出し、IAEAの見解を求めました。『IAEA保障措置用語集』(2001年版)ではMOXと二酸化プルトニウムを同じ範疇で扱っており、1−3週間で核兵器用の金属プルトニウム構成要素に転換できるとしています。

参考

以下、「1.兒島社長の主張の分析」で今回の兒島社長の発言の経緯・論点の整理を試みた後、「2.論争のきっかけとなった米国エドワード・マーキー議員らの懸念と反論」でMOXの核兵器転用に関するこれまでの議論の流れをまとめておきます。



1.兒島社長の主張の分析

発言はどのようにして引き出されたか?

兒島社長の発言は、11月24日の記者会見におけるもので、東奥日報の「MOXからプル分離「現実には不可能」/反核燃派に原燃社長反論」(11月25日)という記事が報じた。

東奥日報は、「再処理工場中止訴え/青森で核燃学習会」(11月24日)という記事で次のように報じていた。

[11月23日]市民団体「美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会」の小山英之代表が・・・六ケ所再処理工場ではプルトニウムにウランを混ぜて回収するため核不拡散性に優れている−と日本原燃が強調していることについて・・・「二酸化プルトニウムでは一週間程度、MOX(プルトニウム・ウラン混合酸化物)の場合でも三週間程度で核兵器の材料に転換できる。この程度の違いでは核不拡散性に優れているとは言えない」と指摘した。

これは、普通の再処理工場では、二酸化プルトニウムの粉末が製品となるが、日本の東海村再処理工場や六ヶ所再処理工場では、二酸化プルトニウムと二酸化ウランを1:1で混ぜた混合酸化物粉末(MOX)であることに関するものである。このMOX粉末は、六ヶ所施設で計画中のMOX工場でさらにウランと混ぜてMOX燃料に加工される予定である。

兒島社長の発言は、小山氏の指摘についての記者の質問に対するものである。

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発言の全文は?

記者会見に参加した記者諸氏は、次のように記録している。

多分、その方はある物理的な側面を捉えて、それを引っ張り出してきて、それを拡大しておっしゃっているかな、というふうにも思う。MOX燃料になっているものを物理的にもういっぺん剥がすことは、或いは、理屈の上では可能かも知れない。しかし、現実から見たときに、それはまず不可能だ。それはすべての設備、また再処理をしていくということになるだろうが、設備や扱いを見ていったときに、MOX燃料からもう一度そういうふうに分離してうんぬん―というのは現実としては不可能だ。

 これは米国がかつてのカーター大統領のときだが、日本のMOX燃料をつくって、MOXの粉末をつくって取り出すという方式について、米国が技術者を含めて慎重に検討した結果、それで行こう―となったわけで、私どもは核不拡散性に十分貢献していると。これは国産の技術だが、そういうふうに認識している。

この発言は、再処理工場の製品に関するものであるから、「MOX燃料」からの分離という表現が使われているが、おそらくは再処理工場のMOX粉末製品からプルトニウムを分離することはできない主張したものだろう。

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『IAEA保障措置用語集』との比較

「その方」が「ある物理的な側面を捉えて、それを引っ張り出してきて、それを拡大しておっしゃっている」のかどうか、『IAEA保障措置用語集』の関連部分を見れば分かる。

「3.13 転換時間」は、その表1において、二酸化プルトニウムとMOXを同じ範疇で扱っており、これらを核爆発装置の金属構成要素に転換する時間を1−3週間としている。最大限に見積もっても両者の間には、2週間の差しかないということである。これに対して、兒島社長は、「MOX燃料からもう一度そういうふうに分離してうんぬん―というのは現実としては不可能だ。」と述べているのである。

「4.25 直接利用核物質」は、「核変換又はそれ以上の濃縮なしに核爆発装置の製造に用いることのできる核物質」としてプルトニウムやMOXと使用済燃料とを挙げたあと

未照射の直接利用核物質は、相当量の核分裂生成物を含まない直接利用核物質である。この物質は、核爆発装置の構成要素に転換するために必要な時間及び業務量が、相当量の核分裂生成物を含んでいる照射済直接利用核物質(例えば使用済原子炉燃料中のプルトニウム)よりも少なくてすむことになる。

と述べている。

これに対して、兒島社長は、「それはすべての設備、また再処理をしていくということになるだろうが、設備や扱いを見ていったときに、MOX燃料からもう一度そういうふうに分離してうんぬん―というのは現実としては不可能だ。」と、あたかも、再処理でできたMOX製品からのプルトニウムの分離が、使用済燃料の再処理とまったく同じプロセスを必要とし、再処理工場と同じものを建設しなければできないかのように述べているのである。「設備や扱いを見ていったとき・・・不可能だ」が何を意味するのかは不明である。「六ヶ所と同じような再処理工場でしかできない」とも「再処理工場ででもできない」ともとれる。

再処理で一番大変なのは、強い放射能を持つ核分裂生成物(死の灰)と、ウラン及びプルトニウムとを分離する工程である。強い放射能を扱うために大がかりな遮蔽設備が必要なのである。核分裂生成物が取り除かれてしまっていると言う点では、二酸化プルトニウムもMOXも同じである。このMOXからプルトニウムを分離するには、再処理工場のような遮蔽は必要なく、簡単な装置を使った化学処理で可能だと専門家たちが指摘している。

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核不拡散面からMOXと二酸化プルトニウムを同様に扱う必要がある理由

核兵器への転用と言うことから考えて、MOXを二酸化プルトニウムを同じように扱わなければならない理由は次のようなものである。

1)そもそも、二酸化プルトニウムを金属プルトニウムにし、それを使って核兵器を作る技術を持っているような集団であれば簡単にMOX粉末製品からプルトニウムを取り出して金属にできる。8kgのプルトニウムで核兵器が一発できるとして、混合物なら16kg盗めば良いわけで、重さにそれほど差ができるわけでもない。

2)MOX燃料集合体からも金属プルトニウムを取り出して核兵器にできる。
MOX燃料の場合には、1体の重さが約500kg。プルトニウム富化度を6%とすると、30kgほどのプルトニウムが含まれていることになる。これを盗むのは、放射線の遮蔽をする必要がないから、トラックを使えば可能となる。

3)50:50のMOXは、金属にすればそのままでも核兵器に使える。

スタンフォード大学「国際安全保障・協力センター(CISAC)」客員研究員の姜政敏(カン・ジョンミン)博士は、厚さ4cmのベリリウム反射材を使った場合のMOXの金属の臨界量は54.6kgで、61%濃縮の高濃縮ウランに相当すると計算している。(核情報へのメール)

(MOX粉末のままでも核兵器に利用できるとの議論もあるがここでは省略)

参考

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保障措置は無駄?

兒島社長の発言は、NPT体制を支える保障措置の根幹に関わるものであり、看過できない。

MOXが二酸化プルトニウムと同じく、1ー3週間で核兵器用の金属プルトニウムに転換できるというのは、核物質の転用をタイムリーに探知するという保障措置の根幹に関わる考え方である。核物質の転用を「適時に探知すること及び早期探知の危惧を与えることによりその転用を抑止する」ことを保障措置は目指している。これによって組織内部に協力者のいる集団による盗難の探知も可能となるはずである。短期間で兵器用に転換することが可能だからこそ、間髪を入れず転用を探知しようとするのが保障措置の考え方である。

MOXの核兵器への利用が「現実として不可能」なのであればMOXを対象に保障措置など施すことはない。再処理工場に隣接して、再処理工場で作られたMOXからMOX燃料を作るMOX工場が作られようとしている。

兒島社長の発言は、再処理工場内のMOX貯蔵施設や、MOX工場を対象に実施される保障措置は現実的にはまったく無駄な遊びだと社長が考えていることを意味するのだろうか。他国における同様の施設に対する保障措置も無駄な遊びというのだろうか。MOX及びMOX燃料の盗取を防ぐための防護措置も無駄な遊び・無駄な出費と考えているのだろうか。

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兒島社長への質問

兒島社長には、論点を「同様に扱う必要がある理由」の1)2)に絞るとして、次の質問に答えてもらわなければならない。

  1. MOX粉末を扱う施設と二酸化プルトニウム粉末を扱う施設では、IAEA保障措置上どのような差があるのか。
  2. 兒島社長の見解によれば、MOX粉末からプルトニウムを分離することが現実的に不可能であるにもかかわらず、可能であるかのような前提でなされている保障措置を実施するために、日本はIAEAに資金を提供していることになる。それは無駄なことだと考えているのか。そのことを日本政府及びIAEAに対して主張しているか。
  3. 六ヶ所再処理工場の技術者らは、MOX粉末から平和利用目的でプルトニウムを抽出するための設備を作るという課題を与えられた場合、六ヶ所再処理工場建設に必要なのと同じ資金・時間の投入がなければできないのか。(それでもできないのか。)強い放射能を持つ核分裂生成物が除去されてしまっているMOX粉末からプルトニウムを分離するのに六ヶ所再処理工場のような施設はまったく必要なく、必要な設備は簡単にできると専門家らは言うが、六ヶ所再処理工場の技術者にはそれができないとしたら、それは彼らが他の技術者よりも能力が劣っているということか。
  4. 六ヶ所再処理工場の技術者だけでなく、どの技術者でも、MOX粉末からプルトニウムを取り出すには六ヶ所再処理工場と同じような施設が必要である(あるいは、そのような施設でも出来ない)と主張するのなら、具体的にどのような技術的障害があるのか。
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日本原子力学会、日本物理学会、日本学術会議、原子力委員会などの見解

日本の専門家諸団体・機関には、上記質問を念頭に、兒島社長の発言についての見解を発表するよう要請する必要があるだろう。


2.論争のきっかけとなった米国エドワード・マーキー議員らの懸念と反論

参考


2006年1月26日 米国エドワード・マーキー議員

「私たちは、2006年の六ヶ所でのアクティブ試験を中止し、それを六ヶ所再処理工場の運転を延期するというより広範な合意の一環とするよう要請します。・・・なぜなら、このような行動が、核軍縮と核拡散防止を推進し、テロリストたちによる核兵器の獲得を防止するのに役立つだろうからです。」

日本大使館・加藤良三大使宛て書簡


日本政府の反論

「六ヶ所工場においては、純粋なプルトニウム酸化物単体が存在することがないように、ウランと混合したMOX粉末(混合酸化物粉末)を生成するという技術的措置も講じられている」


2006年2月21日憂慮する科学者同盟(UCS)エドウィン・ライマン博士

「このような混合物は、核兵器に直接使うことができるものです。さらに、この混合物は、分離プルトニウムと比べて、放射能が強くもなければ、取り扱いが難しいわけでもありません。このため、国際原子力機関は、この物質を、核兵器を製造にとって分離プルトニウムと同じ有用性を持つものであり、転用や盗難への脆弱性も分離プルトニウムと同じものであるとみなしています。」

外務省への口頭説明。続いて日本政府の主張とIAEA保障措置用語集との矛盾についての説明を求めた。

参考


2006年2月21日 外務省国際原子力室長の小溝泰義氏

*エルバラダイIAEA事務局長の特別補佐官

「専門家でないので答えられない。後日文書で回答することも約束できない。」

ライマン博士への口頭説明


2006年2月24日 青森県担当者

「IAEAがMOX混合物が核兵器に転用できるとしているとは聞いたことがない。しかし、六ヶ所に建設予定のMOX工場で作られるMOX燃料は、核兵器には転用できないのではないか。」

ライマン博士への口頭説明


2006年3月9日 米韓3人の専門家

米国と日本が東海再処理工場にこの措置を導入することに同意したのは事実ですが、この措置は、酸化プルトニウムとの比較において、重要な核拡散抵抗性を提供するものではありません。そのことは、国際原子力機関(IAEA)の保障措置の手順にも反映されています。手順は、混合酸化物を製造する工場とプルトニウム酸化物を製造する工場の間で何も差がありません。

青森県知事宛書簡



2006年3月13日 二階俊博経産大臣宛て要請

MOX混合物がなぜ純粋なプルトニウム酸化物よりも核兵器にとっての有用性が大幅に低くなると考えるのかについて詳細な技術的説明を行うこと。

姜政敏(カン・ジョンミン)博士及び日本側5団体代表


2006年3月13日 経産省

MOXの件は、保障措置、防護措置などの全体的措置の一部であり、1つだけ取り上げられては困る。盗まれないようにするので、盗まれた場合に、MOXと酸化プルトニウムの間で、どれだけ懸念に差が出てくるかというような質問には答えられない。盗まれないようにするから、「盗まれたら」などというのはない。

IAEA保障措置用語集の見解については、反論はない。

資源エネルギー庁原子力政策課企画官(国際原子力担当)水元伸一氏 口頭説明


2006年11月24日 兒島伊佐美社長記者会見発言

MOX燃料になっているものを物理的にもういっぺん剥がすことは、或いは、理屈の上では可能かも知れない。しかし、現実から見たときに、それはまず不可能だ。それはすべての設備、また再処理をしていくということになるだろうが、設備や扱いを見ていったときに、MOX燃料からもう一度そういうふうに分離してうんぬん―というのは現実としては不可能だ。

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IAEAエルバラダイ事務局長への公開書簡

原文(英語)

『IAEA保障措置用語集』にあるMOX燃料の核兵器用転換概念は非現実的か?

2006年11月30日

国際原子力機関(IAEA)事務局長

モハメッド・エルバラダイ博士殿

 私たちは、日本の反核運動に携わる者として核不拡散防止に取り組まれる貴殿の不断の努力に心から敬意を表します。日本へようこそいらっしゃいました!

 私たちが手紙をさしあげるのは、IAEAにおけるMOX燃料の核兵器用転換概念を「非現実的」とする、JNFL(日本原燃)の社長によるコメントについてお知らせし、この件についてのIAEAの立場を明確にして頂くようお願いするためです。

 日本原燃の兒島伊佐美社長は、11月24日に青森市で開かれた同社の定例記者会見の場において、MOX燃料からプルトニウムを再抽出することは、現実にはまず不可能だと述べています。 (脚注1) (六ヶ所再処理工場に関連しての発言。)

 兒島社長の発言は、『IAEA保障措置用語集』 [2001年版]の「3. 13転換時間」にある表1「完成したUまたはPu金属構成要素への推定物質 転換時間」に関連した質問に応えてのものです。

 兒島社長は記者会見で次のように述べております。

「MOX燃料になっているものを物理的にもういっぺん剥がすことは、或いは、理屈の上では可能かも知れない。しかし、現実から見たときに、それはまず不可能だ。それはすべての設備、また再処理をしていくということになるだろうが、設備や扱いを見ていったときに、MOX燃料からもう一度そういうふうに分離して云々というのは現実としては不可能だ。」(脚注2)

 この問題についてのIAEAの立場を明確にして頂きたく、お願い申し上げます。

  • 『IAEA保障措置用語集』の表1は非現実的なのでしょうか?
  • 日本原燃社長によれば、MOXからプルトニウムを分離するのは、「現実的に不可能」ということですから、私たちは、MOX燃料の転用や盗難の可能性 について心配すべきでは無いのでしょうか?
  • 原水爆禁止日本国民会議事務局長 福山真劫
  • 原子力資料情報室共同代表 伴英幸
  • グリーン・アクション代表 アイリーン・美緒子・スミス
  • グリーンピース・ジャパン事務局長 星川淳
  • 美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会代表 小山英之
  • ピースボート共同代表 川崎哲

連絡先:原水爆禁止日本国民会議

東京都千代田区神田駿河台3-2-11 総評会館1階
電話 03-5289-8224 ファックス 03-5289-8223

cc: IAEA 理事国


Is the IAEA Safeguards Glossary's MOX fuel conversion concept unrealistic?

30 November 2006

Dr. Mohamed ElBaradei

Director General

International Atomic Energy Agency

Dear Director General ElBaradei:

We in the Japanese movement against nuclear weapons appreciate your tireless efforts against nuclear proliferation. We welcome you to Japan!

We are writing you to call your attention to a statement made by the president of JNFL (Japan Nuclear Fuel Limited) about the "unrealistic" IAEA MOX fuel conversion concept and urge you to clarify the IAEA's position on this issue.

JFNL president Isami Kojima stated at the JNFL press conference in Aomori on the 24th of November that it is practically impossible to separate plutonium again from MOX fuel.*1 (This was in reference to the Rokkasho reprocessing plant.)

Mr. Kojima's statement was in response to a question concerning the conversion times in TABLE 1. ESTIMATED MATERIAL CONVERSION TIMES FOR FINISHED Pu OR U METAL COMPONENTS in 3.13 Conversion time of the IAEA SAFEGUARDS GLOSSARY, 2001 Edition.

Mr. Kojima stated at the press conference: “It might be possible in theory to peel apart the MOX fuel product again physically, but, practically speaking, it is impossible. It would involve all the facilities and end up redoing the reprocessing. However, when one looks at the facilities and the process, practically speaking it is impossible to separate out [plutonium] again from MOX fuel.”*2

We would appreciate greatly if you could clarify the position of the IAEA on this issue:

  • Is TABLE 1 of the IAEA Safeguards Glossary unrealistic?
  • Should we NOT worry about possible diversion or theft of MOX fuel since, according to the president of JNFL, it is "in reality impossible" to separate plutonium from MOX?

Yours sincerely,

  • Shingo FUKUYAMA
    Secretary General, Japan Congress Against A- and H-Bombs (Gensuikin)
  • Hideyuki BAN
    Co-Director, Citizens' Nuclear Information Center
  • Aileen Mioko SMITH
    Director, Green Action
  • Jun HOSHIKAWA
    Executive Director, Greenpeace Japan
  • Hideyuki KOYAMA
    Director, Mihama-no-Kai
  • Akira KAWASAKI
    Executive Committee, Peace Boat

Contact address: Japan Congress Against A- and H-Bombs (GENSUIKIN)

1F Sohyo-kaikan, Kanda-Surugadai Chiyoda-ku Tokyo 101-0062, Japan
TEL:+81-3-5289-8224 FAX:+81-3-5289-8223

cc IAEA Board of Governors

  • *1: Tooh Nippo newspaper of Aomori Prefecture, 25 November 2006.
  • *2: Record obtained from reporters who attended the press conference.)

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