日本の常識・世界の常識
2005年中に原子力開発利用新長期計画を定めるべく昨年6月から原子力委員会新計画策定会議(議長・近藤駿介原子力委員長)が開かれていますが、その策定会議が昨年11月12日に発表した「中間とりまとめ」(pdf, 82KB)は、奇妙な「日本的論理」に満ちています。
米国の再処理問題専門家二人が、これらの「論理」を検討してくれました。
- ハロルド・ファイブソン
プリンストン大学科学・世界安全保障プログラム上級研究政策科学者
国連ビル内セミナー/記者会見での発言
- スティーブ・フェター
メリーランド大学公共政策教授
詳しくは...
NPT再検討会議における六ケ所再処理工場運転無期限延期要求の声
NPT再検討会議に合わせて次のような六ケ所再処理工場運転無期限延期要求の声がでました。
- 5月5日
「六ヶ所使用済み燃料再処理工場の運転を無期限に延期することによってNPTを強化するようにとの日本への要請」
米国のNGO「憂慮する科学者同盟(UCS)発表
4人のノーベル賞受賞者やウイリアム・ペリー元国防長官を含む米国の専門家ら27人
*発表後マクナマラ元国防長官が加わり、署名者数は28人に
- 5月11日
NGOプレゼンテーション(NPT再検討会議特別セッション)─ 英文pdf
- 5月24日
「核不拡散体制強化のための日本のリーダーシップを求める要請——六ヶ所再処理工場運転の無期限延期の呼びかけ」
ピースボートと米国「社会的責任を考える医師の会(PSR)」発表
呼びかけは上記2団体の他
日本側 ピースデポ、
米国側 ピースアクション及びNGO「軍備管理協会(ACA)」
ノーベル平和賞を受賞したロートブラット・パグウォッシュ名誉会長ら世界各国の平和団体の代表者・専門家など18カ国の約180人が署名(6月14日最終整理)署名リスト
- 6月1日
「世界の核兵器反対運動の声に耳を傾け、六ヶ所再処理工場運転無期限延期の決定を行うよう求める要請書」
ピースボート提出
1. 及び2. を添えて小泉総理・衆参両院議長他などに届けたもの。
これらの文書の抜粋とNPT再検討会議におけるアナン国連事務総長及びエルバラダイIAEA事務局長の発言の再処理関連部分はここを参照