2011年11月12日

核燃料サイクル・事故リスク コスト計算議論の軽さとフクシマの重さ

原子力委員会「原子力発電・核燃料サイクル技術等検討小委員会」は、11月8日エネルギー・環境会議「コスト等検証委員会」から与えられた二つの問題に答えを出しました。10月25日の第三回会合での結論を翌日の原子力政策新大綱策定会議で報告し、同会議での議論を元に改訂したものです。原子力委員会が1ヶ月で解答を求められた二つの難題(珍題?)で見たとおり、課題は、1)使用済み燃料の再処理方針と直接処分のコスト比較と、2)将来「モデル原子力発電所」で事故が起きた場合のコストの算出です。答えはどちらもキロワット時当たり約1円前後でした。これがいろいろな形で行われている原子力政策見直し作業とどのような関係にあるのかは定かではありません。

詳しくは…

投稿者 kano : 2011年11月12日 18:30