2011年04月05日

再処理工場で混合したMOXでも核兵器ができることを示した77年日米交渉関係文書

 六ヶ所村での使用済み燃料再処理工場を核拡散問題との関連で正当化する際によく使われる議論に、同工場では、核兵器の材料になるプルトニウムを単体では取り出さないから核拡散抵抗性が高いと言うのがあります。これは、六ヶ所工場ではウランとプルトニウムの酸化物を1:1の割合の「混合酸化物(MOX)」として取り出すことを指します。この方式は、1977年に始まる米国との交渉の結果採用されたものです。ところが、当時の米政府の内部文書を見ると、米国側が当初から混合処理の拡散抵抗性は高くないと認識していたことが分かります。

詳しくは…

投稿者 kano : 2011年04月05日 01:02