2011年09月25日
石破茂自民党政調会長─「核の潜在的抑止力」のために原発維持を
これまで日本核武装に反対する立場を明確にしてきた自民党の石破茂政調会長が、「核の潜在的抑止力を持ち続けるためにも、原発を止めるべき」ではないとSAPIO誌10月5日号で主張しています。氏は、これまで日本が核武装を決断してNPTを脱すると、核燃料が輸入できなくなると述べてきました。そうすると結局「核か原発か」の選択となるのではと問われると、「バックエンドたる核サイクルも未だ展望が見えていないため、そのような二者択一になる」と答えています。つまりは、氏が語っている潜在的核抑止力は、高速増殖炉の商業利用によりプルトニウムが「純国産燃料」となると夢見られている2050年後以降のことでしょうか。
投稿者 kano : 2011年09月25日 16:22