2021年11月12日
プルトニウム
──原子力の夢の燃料が悪夢に
フランク・フォンヒッペル 田窪雅文 カン・ジョンミン(姜政敏)(田窪雅文訳)緑風出版
専門誌などで高い評価を得た原著の改訂・翻訳版
夢の燃料として喧伝されたプルトニウムの利用計画が、実は見果てぬ夢であり、核拡散・テロの危険を引き起こすだけの「悪夢」となっている状況を説明。日本が、核兵器6000発分近いプルトニウムをため込んでしまっている状況を描く。解決策として、再処理を中止し、5年以上プールで冷やした使用済み燃料を空冷式の乾式貯蔵に移し、最終処分まで中間貯蔵することを提案。
原著序文はモハメッド・エルバラダイ元国際原子力機関(IAEA)事務局長
投稿者 kano : 2021年11月12日 00:52