2012年06月03日

日本政府に再処理・高速増殖炉計画の中止要請した英米専門家──1977年のカーター再処理中止政策に影響を与えたフォンヒッペル教授ら

6月1日、英米の核燃料問題専門家が、日本政府に対し、核拡散・核テロのリスクを高める上、経済的にも意味をなさない日本の高速増殖炉・使用済み燃料再処理の中止を求める要請書を提出しました。提出者の一人フランク・フォンヒッペルは、1977年にカーター政権の高速増殖炉・再処理撤退政策決定に影響を与えた専門家の一人です。米国では、日本と違い、原子力村の外の物理学者らの声が政策決定に反映されました。フォンヒッペルらはこの時、原子力発電の伸びの予測やウラン資源についての推定の誤りを指摘したのですが、その正しさは歴史が証明しています。

詳しくは…

投稿者 kano : 2012年06月03日 21:04