2005年04月04日

「六ヶ所は核拡散防止面の大きなテスト」 ─ 再処理計画中止を呼びかける米専門家

グリーンピース・インターナショナル上級アドバイザー(核問題担当)のトム・クレメンツ氏が「六ヶ所 ─ 核兵器を持っていない国における唯一の商業用再処理工場となる施設 ─ が、運転を実際に始めれば、核兵器物質の拡散は受け入れられるものであり、NPTはそれを阻止し損ねたというシグナルになる」と運転開始断念を訴える講演を東京(3月22日)、広島(同22日)、大阪(同23日)、京都 (同24日)で行った。

『日本・世界の核軍縮・核拡散防止 ─ プルトニウム拡散の「六ヶ所テスト」を前にして』トム・クレメンツ

各紙は次のように報道した。

トム・クレメンツ

グリーンピース・インターナショナル上級アドバイザー:核問題担当(核拡散、核物質輸送、米ロ軍事用プルトニウム処分(MOX)など)NPT問題に深く関わり、IAEA関係者とも頻繁に接触。

1989年 米国グリーンピース・スタッフ。エネルギー省核兵器製造施設問題担当
1992年 グリーンピース・インターナショナル・スタッフ。核拡散問題担当。
 プル トニウム、MOX、核廃棄物、とりわけその輸送が中心課題。
 民生用プルトニウム利用計画に反対する活動の中で日本にもたびたび訪れる。
1999年 NGO核管理研究所(NCI)事務局長。核拡散問題に取り組む。
2002年 グリーンピース・インターナショナル上級アドバイザー
2003-4年 NPT再検討会議準備委員会において米国の核軍縮の義務を主張し、新型低威力及び地中貫通型核兵器開発反対の論陣を張る。

投稿者 kano : 2005年04月04日 18:18