2006年01月17日

長計の見果てぬ夢──高速増殖炉のための再処理

原子力発電所の使用済燃料を再処理して取り出したプルトニウムを普通の原発で使うというプルサーマルが推進されようとしています。原子力委員会が1956年以来発表してきた原子力長期計画を見ると、再処理は、夢の「高速増殖炉」で使うプルトニウムを作るためのものだったことが分かります。発電しながら使った以上のプルトニウムを作り、無尽蔵のエネルギー源になるという高速増殖炉の夢がだんだん遠ざかるなか、再処理と、そこででてきたプルトニウムを何とか消費するためにでてきたプルサーマルだけが惰性で推進され続けているのです。

詳しくは...

投稿者 kano : 2006年01月17日 19:36