2006年05月01日

IAEA事務局長イラン報告

4月28日、国際原子力機関(IAEA)事務局長がイランの核開発問題についての報告書を同理事会と国連安全保障理事会に提出しました。これは、IAEA事務局長に30日以内の報告書提出を義務づけた3月29日の安保理議長声明に基づくものです。報告書は、濃縮活動を停止することを要求した議長声明をイランが無視していることを確認するとともに、イランの核開発計画が平和利用だけを目的とするものだとの確証が得られないとする一方、軍事用とも言い切れないとする内容となっています。そして、平和利用だけという確証を持たせるようにするにはイランはもっと積極的に透明性を高める必要があると述べています。これを受けて、拘束力のある決議を安保理で上げる動きが活発化しています。報告書は、これまでの経過や現状について理解をするのに便利な文章ですので、粗訳を試みました。

詳しくは…

投稿者 kano : 2006年05月01日 19:05