2006年06月08日

実現の可能性の乏しい「原子力立国計画」

5月31日、経済産業省は『新・国家エネルギー戦略』(pdf)を発表しました。65ページの文書のうちの5ページ分(44−48)を占める「原子力立国計画」は、原子力発電は「運転中にCO2を排出しないクリーンなエネルギー源」だとし、「2030年以降においても、発電電力量に占める比率を30〜40%程度以上とすることを目指す」と述べるとともに、米国の国際原子力パートナーシップ(GNEP)構想などに触れながら、2045年頃の第二再処理工場の操業開始、高速増殖炉実証炉の2025年頃までの実現、商業炉の2050年よりも前の操業開始など、実現の可能性の乏しいプルトニウム利用計画の推進を謳っています。

詳しくは…

投稿者 kano : 2006年06月08日 20:14