2006年06月13日

大量破壊兵器委員会報告─プルトニウム利用路線に警鐘

大量破壊兵器委員会(WMDC)は、6月1日、ニューヨークでコフィ・アナン国連事務総長に報告書を提出しました。イラクの査察に当たった「国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)」の元委員長で、1981年から97年までIAEAの事務局長の職にあったハンス・ブリックス氏が委員長を務めるWMDCの報告書『恐怖の兵器』(pdf)は、その勧告9で「使用済み燃料の再処理によってプルトニウムを分離している国は、その活動を減らす可能性を探るべき」と述べるなど、プルトニウム利用路線に警鐘を鳴らしています。米国が提唱し日本が支持を表明している「国際原子力パートナーシップ(GNEP)」についても問題点を鋭く指摘しています。

詳しくは…

投稿者 kano : 2006年06月13日 16:43