2005年12月08日

東京中野区議会本会議で六ヶ所再処理の議論

12月7日に、東京都中野区議会本会議で、「核拡散防止のためのプルトニウム抽出試験延期に関する陳情」についての議論がありました。青森県六ヶ所村から遠く離れた自治体議会で核拡散防止・核廃絶の観点から六ヶ所について考え、声を上げるための貴重な試みです。長崎市議会や長崎県議会などでも同様の試みが進行中です。

自治体議会での陳情、意見書、背景説明などについては「12月議会でプルトニウム抽出延期要求を!」をご覧ください。

以下は、非核自治体全国草の根ネットワーク世話人会の川村一之さんの報告です。

東京・中野区議会は12月7日の本会議で、六ヶ所再処理工場のプルトニウム抽出試験中止を求める陳情を賛成13、反対29で不採択としました。

本会議では陳情に対する討論があり、無所属の会の武藤有子議員がプルトニウムの抽出試験や再処理そのものの危険性を訴え陳情に対する賛成討論を行い、のちに自民党の大内しんご議員が日本は核武装をせず、プルトニウムを利用するMOX燃料は安全であり、原子力の平和利用に徹するとして反対討論を行いました。

陳情に賛成した会派は共産党8人、無所属の会3人、市民自治2人

反対の会派は 自民・民社クラブ17人、公明党8人、民主クラブ4人

同陳情は12月1日の中野区議会総務委員会で、賛成4人、反対5人で不採択の結論が出ていました。

投稿者 kano : 2005年12月08日 18:08