2006年03月31日

少ない数字を使う政府の目くらまし

六ヶ所で分離するのは、8トン?5トン?

六ヶ所再処理工場のプルトニウム製造能力の数字として、年間8トンと年間5トン弱とが使われていて、混乱を呼んでいます。5トン弱というのは、普通の原発でも燃えやすいプルトニウム239や241の量を示すもので、全プルトニウム量だと8トンが正解です。「燃えにくい」プルトニウムも高速増殖炉や核兵器では「燃え」ます。核拡散防止の観点から量を問題にするのは当然全プルトニウム量であり、そのため、国際原子力機関(IAEA)への報告では全プルトニウム量が使われています。少ない方の数字を使うのは、余剰プルトニウムを少なく見せようとする政府や原子力業界の目くらましといわれてもしょうがありません。

詳しくは…

投稿者 kano : 2006年03月31日 21:40