2007年07月25日

米印原子力協力協定交渉大詰め

米印原子力協力協定締結のための作業は、いよいよ大詰めを迎えているようです。7月20日にワシントンDCでの4日間の会合後出された米印共同ステートメントは、「話し合いは、建設的でポジティブなものだった。・・・我々は、この問題を、最終的検討のために、我々の政府に委ねることになる。」と述べています。インドのマスコミは、インド側の要求に沿って交渉がまとまったと報じています。

5月14日に米国の14人の専門家が米国の上下両院の議員に対し出した書簡は、ブッシュ政権が昨年12月の米印原子力協力法の制限を無視してインドに譲歩することを許さないように訴えています。協力法は、そもそもNPT未加盟国インドとの原子力協力を認めるという例外措置を許す法律です。その法律の最低限の制限さえをも無視すれば、それは「インドの核兵器製造能力の増大、米国の拡散防止努力の信頼性に対するさらなるダメージ」をもたらすことになると書簡は警告しています。

詳しくは...

投稿者 kano : 2007年07月25日 18:46